投資を長年、行なっている人であれば分かりますが、資産額8兆円の投資家とはウォーレン・バフェットさんです。彼は世界一の時価総額を持っているアップル社やコカ・コーラ(時価総額39位)の株を約10%ずつ持っています(2017年12月現在)。自身が所有している会社も時価総額世界7位です。
こんな大金持ちのバフェットさんは仮想通貨についてなんと言っているのか。
バフェット氏
「資産家のウォーレン・バフェット氏は、自身はビットコインのような仮想通貨のファンではないとし、それらの価値急上昇は短命に終わると確信すると述べた。」「仮想通貨は総じて悪い結末に至るだろうと、ほぼ確信を持って言える」
ブルームバーグより引用
このニュースが出た時に仮想通貨信者は動揺したのか、ツイッター上で「このジジイなんなの?仮想通貨について知識ないんじゃないの」という反応が多数でした。世界一の投資家がそんな馬鹿なわけないでしょ(笑)
バフェットさんは責任のある立場の人なので、十分検証した上で発言しています。決して適当に言った訳ではありません。
なぜバフェットさんはこんな発言をしたのか
常識で考えれば分かりますが、仮想通貨が世界で流通して、それが公的通貨にとって代わるなんてことは絶対に起こりません。
例えば日本には立派な道路や学校もあるし、警察も消防署も裁判所もあります。これらの原資は我々が払う税金です。当然この税金は日本円で払っています。日本円でこれらのサービスが維持されている訳ですから、仮想通貨で払ってもいいですよとは絶対になりません。国が通貨の発行権を手放す時は、ものすごく世界が平和になって国境がなくなった時だけです。
それともう一つ、バフェットさんが仮想通貨に手を出さない理由は「仮想通貨はインサイダーしまくり」だからです。情報を知ってる人だけが大きく勝つ世界です。例えばビットコインは1000人の所有者が4割持っているのですが、横の繋がりで示し合わせて売り抜けるなんてことも可能です。
結局、儲かるのは仮想通貨の製作に初期から関わってきた人だけです。素人は決して手を出してはいけません。
ビットコインの40%前後は恐らく1000人程度に保有されており、現在の価格ならその全員が保有枚数の半分程度を売りたくなるかもしれないと指摘した。
さらに「クジラ」が協調行動をとり、それを特定の少人数に前もって知らせる可能性もある。この大口保有者はビットコインが見向きもされなかった初期の頃から関わってきたため、お互いに知り合いの者が多く、相場の上げ下げでクジラたちが結託することは潜在的に十分にあり得る。
ブルームバーグより引用
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