韓国人7人が腸に金塊を隠して密輸したとして逮捕されました。腸に隠して密輸しても採算が合うのかなと思ってしまいます。
ユーチューブより引用
日本の金価格の決め方
日本の金の価格はロンドンやアメリカで取引されている金価格を元に決められているので、基本的には1つの価格しかありません。例えばニューヨークでの金価格が1オンス(31.1035g)1400ドルだったとします(海外の基準は1オンス計算です)。これを1g当たりの日本の金価格に変換するには
1,400ドル(国際金価格)÷31.1035(1オンス)×105円(為替)=約4,726円
という計算になります。
実は日本の金価格には上記の価格に消費税が必要になります。つまり、約4,726円×8%です。消費税分が約378円ですので、1g当たりの金価格は5104円になります。基本的に土日以外は毎日金の価格は変わります。
金密輸の犯行の目的
世界的に見て金塊に消費税をかけている国は日本くらいです。ですので、例えば韓国に行って日本円を韓国ウオンに変え、それで金塊を買い、それを日本に持ってくるだけで8%の消費税を貰えてしまうのです。
ですが、当然、海外から入っている商品には関税がかかるので、消費税8%をまるまる貰ったとしてもメリットはありません。ですので、先ほどの韓国人のように密輸をしようとするわけです。
韓国人がどういう経緯で金塊を韓国国内で買ったのか分からないので何とも言えませんが、密輸が成功したとしても、採算が合うのか疑問です。腸に入ってるということは腹を切り裂いて金塊を取り出さなくてはいけないので、その費用はどうするのか。腸に入るくらいの金塊ですので、大した量ではないでしょう。
考えられるのはマネーロンダリング。脱税か何かの資金で購入した金塊を長年隠していたけど、売却する必要に迫られた。ですが、韓国国内で売ると足が付くので、日本で売ることにしたというシナリオも考えられます。そう考えないと7人の韓国人のお腹を切り裂いて金塊を取り出すまでの費用を捻出できません。その他にも7人分の旅費だってかかります。
来年は消費税が10%になるので、ますます金の密輸が増えるでしょう。ですが、今回の件でどんな仕掛けをして密輸しても無駄だということが分かったので、逆に減るかもしれません。
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