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これさえ知っていればOK!生命保険を選ぶときの知識

 

 わたしたち住んでいる日本、この国は保険大国と言われるくらい保険加入率が高く、それに追随して、保険会社も保険種類を多種多様に増え続けています。

 損害保険の代表商品でもある、自動車保険加入率は約90%、生命保険加入率も約80%に達しています。

 自動車保険は、現代では通販型と言われるインターネットで申し込む比較的安価な商品が出現しているが、保障内容はどこの会社も似たり寄ったりであり、悪く言うと保険料(掛け金)の違いで加入する方も、少なくないのが現状です。

 一方、生命保険はというと、死亡保険、医療保険、がん保険、介護保険等、一体自分は何に加入していなければいけないのか、どこの会社が良いのか、全く理解もできないでしょうし、身近なところで加入し続けている方も多いのが現状です。

 生命保険というのは、人生のうちで生涯払うお金の中でも上位の支払い金額です。しかも形のないものにお金を払っていく、客観的に見ると非常にリスクがあるものだと自分は思っています。

 そこで、まず代表的な保険種類の説明と、その保険を選ぶために知っておかないと将来的に損してしまう可能性があるポイントを紹介したいと思います。

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生命保険の種類①死亡保険

 死亡保険とそれに付加できる代表的な特約を紹介します。

死亡保険:被保険者(保障の対象となる人)が、死亡したり、高度障害となった際、保険会社より支払われるもの。

特定疾病保険料免除特約:俗にP免特約と言われるものです。特定の疾病や、介護や高度障害となったとき、以後の保険料(掛け金)の支払いが免除されるものです。

リビングニーズ特約:被保険者(保障の対象となる人)が医師により、余命半年と告知された際に、死亡保険を支払いされるものです。

生命保険の種類②医療保険

 医療保険とそれに付加できる代表的な特約を紹介します。

医療保険:被保険者(保障の対象となる人)が、病気やケガで入院した際、日額を保険会社より支払われるもの。

特定疾病保険料免除特約:俗にP免特約と言われるものです。特定の疾病や、介護や高度障害となったとき、以後の保険料(掛け金)の支払いが免除されるものです。

三大疾病一時金特約:三大疾病(ガン・心筋梗塞・脳卒中)になった際、一時金が支払われるものです(一定要件を満たすもの)。

 医療保険の特約や特則部分は保険会社によって、本当に様々なものがあります。最近では、入院前後の通院が日額で支払われたり、実際にかかった治療費を支払う保険も誕生しております。

 自分にピッタリきそうなものを選ぶのには、相当な保険の知識や、将来を予測できるような方でないと無理だと思います。

 医療保険は自分自身が生きている時に、使う保険です。なので、加入する前にしっかりと考えて選ぶ必要があります。

生命保険の種類③ガン保険

 ガン保険とそれに付加できる代表的な特約を紹介します。

ガン保険:被保険者(保障の対象となる人)が、ガンを患い入院をした際、日額を保険会社より支払われるもの。

ガン疾病保険料免除特約:俗にP免特約と言われるものです。ガンとなったとき、以後の保険料(掛け金)の支払いが免除されるものです。

ガン通院特約:ガンになられて、通院にて治療を行う際、日額を保険会社より支払われるもの。

 ガン保険の特約や特則部分は保険会社によって、違いがあります。医療保険に特約として負荷できるガン特約等もあります。

 ガンはガン保険としてカバーするのと、医療保険に特約としてカバーするのか、とちらが絶対に良いという答えは出ません。

 個人個人、ガンに対するリスクに対する気持ちも違うため、選ぶ際は本当に慎重に選んでもらいたいと思います。

生命保険を選ぶときに必要なポイント

 上記で紹介した保険は代表的なものだけです。この他にも、年金や介護、所得補償、傷害、特定疾病など、生命保険も損害保険多種多様の商品をリリースしています。

 その多種多様の商品には、ある決まりがあります。その決まりさえ知っておけば、保険を選ぶ際、必ず役に立ちますので、覚えていただきたいと思います。

ポイント①定期保険
 皆様も一度は聞いたことあるとは思う名前だと思いますが、例を挙げて説明したいと思います。
 
例:30歳 男性 保険料(掛け金)払込期間30年

 この例の場合、30歳で契約をして、60歳まで保険料(掛け金)お支払いいただく契約です。30歳から60歳まで保険料(掛け金)お支払いいただくわけですから、その間に万が一のことがあったら、保険金を保険会社より支払われます。

 ただ、60歳を迎えた時点で、保険料(掛け金)のお支払いも終わり、同時に保障もなくなります。保険料(掛け金)は保障の内容にもよりますが、安価な物が多いです。これが定期保険の特徴です。

ポイント②養老保険
 こちらも一度は聞いたことがある名前ですよね。こちらも例を挙げて説明したいと思います。

 例:30歳 男性 保険料(掛け金)払込期間30年

 この例の場合、30歳で契約をして、60歳まで保険料(掛け金)お支払いいただく契約です。30歳から60歳まで保険料(掛け金)お支払いいただくわけですから、その間に万が一のことがあったら、保険金を保険会社より支払われます。

 こちらの保険は、被保険者(保険の対象となる方)が60歳時点でご生存していれば、満期金を保険会社より支払われて、終了する保険です。

 積立と、積立期間中に万が一のことがあれば、保険金が出る一見お得な保険に聞こえます。ただ、あくまで積み立てるのがメインの商品なので、満期金=総額保険料(掛け金)に近いものなので、月々はどうしても高くなります。

ポイント③終身保険
 こちらも一度は聞いたことがある名前ですよね。こちらも例を挙げて説明したいと思います。

 例:30歳 男性 保険料(掛け金)払込期間30年

 この例の場合、30歳で契約をして、60歳まで保険料(掛け金)お支払いいただく契約です。30歳から60歳まで保険料(掛け金)お支払いいただくわけですから、その間に万が一のことがあったら、保険金を保険会社より支払われます。

 こちらの保険は、60歳まで保険料(掛け金)をお支払いいただいたあと、被保険者(保障の対象となる人)に万が一のことが起こるまでずっと保障が続く商品です。こちらの商品は定期保険と養老保険の間を取ったくらいの保険料(掛け金)の商品です。

 世の中に存在する保険商品は、必ずこの三つの形のどれかです。中には①から③をたくさん組み合わせてひとつの商品を作っている会社もございます。

 この三つを覚えていただき、どの保険が自分の人生に合うものなのかを考え、保険に加入いただきたいと思います。

最後に

 駆け足で要点だけ絞り、説明いたしました。この説明だけでは、と思われる方もいらっしゃいますでしょうし、じゃあどの商品に加入すればよいのかわからない方もいらっしゃると思います。

 まずは、ご自身の加入中の保険証券を開き、上記で説明しました①から③のどの商品なのかを特定してください。あと①から③でどの商品が良いなと思ったか、思ったことと今の保険は合っているのかを、見比べてください。私が、今まで見てきた方たちの約7割近くは、理想の保険とはかけ離れたものに加入されている方でした。

 一生で形のないものに払うお金です。しっかり考えて加入していただきたいと思います。

[参考記事]
「保険会社が生命保険の全期型ではなく更新型を販売したい理由とは」

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